今日は、愛媛大学(2021年)で出題された理由を問う記述問題を紹介します。
挑戦してみてください!
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濃度のわからない酢酸水溶液とアンモニア水について,それぞれ下記のような中和滴定の実験を行った。
まず酢酸水溶液およびアンモニア水をそれぞれ①ホールピペットで正確にはかり取り,メスフラスコに入れて,純水を加え10倍に希釈した。
これらの希釈液を滴定用の試験液として,正確にホールピペットで10mLをはかり取って,コニカルビーカーに移し,②中和滴定用の指示薬を1~2滴加えた。
■問題
下線部①の操作を行う際に,ホールピペットとメスフラスコに器具洗浄後の水滴(純水)がわずかに付着していた。
このような場合,実験で正確な値を得るために,少量の試験液で器具を洗浄する「共洗い」を行うが,必ず「共洗い」が必要となるのは,ホールピペットとメスフラスコのどちらか。
その理由とともに答えなさい。
愛媛大学(2021年) 一部略
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器具…ホールピペット
理由…ホールピペットに純水の水滴が残っているとその分希釈されて濃度が変化するため。
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