Quantcast
Channel: 数学・化学講師 佐藤学による受験生に役立つ濃縮ポイントと…etc
Viewing all articles
Browse latest Browse all 424

円周率πと円周の長さの公式

$
0
0


皆さんは

「円周率π(パイ)の定義は?」

「円周の長さの公式(半径とπを用いた公式)は?」


と問われて答えられますか?

馬鹿にするな!と思う人もいるかもしれませんが、意外と答えられない人
が多いのではないかと思います。

ある調査では、円周率πの定義が明確に言えるのは、中高大・社会人含めて半数を切るとも言われています。

その原因は、教わり方、覚え方にあると思います。


円周率は、円の周長の直径に対する比率(ウィキペディアより)なのですが、


私は、次のように教えています。

「まず、目を閉じて頭の中に円を思い浮かべてください。

次に、その円の直径の長さをイメージしてください。

次に、円周の長さをイメージし、その円周の一箇所を切って、まっすぐに伸ばしてください。

そして、まっすぐに伸ばした円周と直径の長さを比較してみてください。

当然、直径より円周の長さの方が長いことはイメージできると思いますが、
円周は直径の何倍くらいになると思いますか?」


とこのように相手に何倍になるかをイメージさせます。


おそらく、大半の人が2倍~3.5倍くらいの間で答えるでしょう。


そこで、イメージさせた後に

答えは

「3.141592……(倍)」

この永遠につづく数をπと呼ぶことにしたのだよ!

と教えます。

すると、ほとんどの人が「あっそうなんだ!」と納得してくれます。


こうイメージさせて覚えると


冒頭に聞いた

「円周率π(パイ)の定義は?」

「円周の長さの公式は?」


も答えられるのではないかと思います。

つまり、

直径の長さにπを掛けたら円周の長さ
→「円周の長さ=(半径の長さ)×2×π」 

ですね。

このようにイメージさせて覚えると、一生忘れないのではないでしょうか。

いかがでしょうか?

円の面積の覚え方については後ほど。




Viewing all articles
Browse latest Browse all 424

Trending Articles