皆さんは
「円周率π(パイ)の定義は?」
「円周の長さの公式(半径とπを用いた公式)は?」
と問われて答えられますか?
馬鹿にするな!と思う人もいるかもしれませんが、意外と答えられない人
が多いのではないかと思います。
ある調査では、円周率πの定義が明確に言えるのは、中高大・社会人含めて半数を切るとも言われています。
その原因は、教わり方、覚え方にあると思います。
円周率は、円の周長の直径に対する比率(ウィキペディアより)なのですが、
私は、次のように教えています。
「まず、目を閉じて頭の中に円を思い浮かべてください。
次に、その円の直径の長さをイメージしてください。
次に、円周の長さをイメージし、その円周の一箇所を切って、まっすぐに伸ばしてください。
そして、まっすぐに伸ばした円周と直径の長さを比較してみてください。
当然、直径より円周の長さの方が長いことはイメージできると思いますが、
円周は直径の何倍くらいになると思いますか?」
とこのように相手に何倍になるかをイメージさせます。
おそらく、大半の人が2倍~3.5倍くらいの間で答えるでしょう。
そこで、イメージさせた後に
答えは
「3.141592……(倍)」
この永遠につづく数をπと呼ぶことにしたのだよ!
と教えます。
すると、ほとんどの人が「あっそうなんだ!」と納得してくれます。
こうイメージさせて覚えると
冒頭に聞いた
「円周率π(パイ)の定義は?」
「円周の長さの公式は?」
も答えられるのではないかと思います。
つまり、
直径の長さにπを掛けたら円周の長さ
→「円周の長さ=(半径の長さ)×2×π」
ですね。
このようにイメージさせて覚えると、一生忘れないのではないでしょうか。
いかがでしょうか?
円の面積の覚え方については後ほど。
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円周率πと円周の長さの公式
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