今日は、センター試験対策24 青・緑色に関する問題についてです。
■□■炎色反応■□■
・バリウム(Ba)の炎色反応の色は,黄緑色。
・銅(Cu)の炎色反応の色は,青緑色。
★出題年
・2002年 追・2010年 追
■□■イオン・錯イオン■□■
・二クロム酸カリウムの硫酸酸性水溶液に過酸化水素水を加えると,二クロム酸イオンが還元されてクロム(Ⅲ)イオンが生成し,溶液は橙赤色から緑色に変わる。
★出題年
・2001年 本
・銅イオン(Cu2+)を含む水溶液は,青色を示す。
★出題年
・2001年 本
・水酸化銅(Ⅱ)(青白色)に過剰のアンモニア水を加えると,沈殿が溶け, 深青色の水溶液になる。
Cu(OH)2 + 4NH3 →[Cu(NH3)4]2+ + 2OH-
★出題年
・2005年 本・2009年 本
・水酸化ニッケル(Ⅱ)(淡緑色)に過剰のアンモニア水を加えると, 沈殿が溶け,深青色の水溶液になる。
★出題年
センター試験では,ほぼでない。
■□■単体■□■
・塩素(Cl2)は,刺激臭のある有毒な黄緑色の気体である。
★出題年
今後出題可能性有
・硫酸銅(Ⅱ)無水塩(白色)は水と反応すると,硫酸銅(Ⅱ)五水和物(青色)になる。
CuSO4 + 5H2O → CuSO4・ 5H2O
★出題年
・2002年 追・2007年 追
■□■水和物など■□■
・銅を屋外で放置すると,大気中のH2OやCO2によって緑色のさびである緑青(ろくしょう)( CuCO3・Cu(OH)2)を生じる。
★出題年
・1997年 本
・硫酸銅(Ⅱ)無水塩(白色)は水と反応すると,硫酸銅(Ⅱ)五水和物(青色)になる。
CuSO4 + 5H2O → CuSO4・ 5H2O
★出題年
・2002年 追・2007年 追
■□■水酸化物■□■
・硫酸鉄(Ⅱ)の水溶液にアンモニア水を加えると,水酸化鉄(Ⅱ)が淡緑色沈殿する。
Fe2+ + 2OH- → Fe(OH)2
★出題年
・2004年 追
・ニッケルイオン(緑色)を含む水溶液にアンモニア水を加えると,水酸化ニッケル(Ⅱ)が淡緑色沈殿する。
★出題年
センター試験では,ほぼでない。
・銅(Ⅱ)イオンを含む水溶液に少量の水酸化ナトリウム水溶液やアンモニア水を加えると水酸化銅(Ⅱ)が青白色沈殿する。
Cu2+ + 2NH3 + 2H2O → Cu(OH)2 + 2NH4+
★出題年
・2005年 本・2007年 本
■□■検出反応■□■
・ヨウ素-ヨウ化カリウム水溶液(ヨウ素溶液)にデンプンを加えると青紫色に呈色する。この反応をヨウ素デンプン反応という。
★出題年
・2003年 本
・O3には,酸化力があるため,湿ったヨウ化カリウムデンプン紙を青変させる。
★出題年
・2000年 本
・塩化鉄(Ⅲ)の水溶液にヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム水溶液を加えると,濃青色沈殿が生成する。
Fe3+ +[Fe(CN)6]4- → 濃青色沈殿
・硫酸鉄(Ⅱ)の水溶液にヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム水溶液を加えると,濃青色沈殿が生成する。
Fe2+ +[Fe(CN)2]3- → 濃青色沈殿
★出題年
・1998年 本・2005年 追
■□■指示薬■□■
・リトマス(変色域は,4.5~8.3)は,酸性で赤色,塩基性で青色を示す。
★出題年
・2007年 本・2008年 本・2010年 本
・BTB(変色域は,6.0~7.6)は,酸性で黄色,塩基性で青色を示す。
★出題年
センター試験では,ほぼでない。
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