今日は、横浜国立大学(2019年)で出題された穴埋め問題を紹介します。
挑戦してみてください!
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次の文章を読み,以下の問いに答えよ。
触媒は,化学反応の前後において自身の構造は変化させずに,反応速度を増大させる役割をもつ。エチレンの (A) 結合への (B) 反応は, (あ) を用いた場合は触媒がなくとも進行するが, (い) を用いた場合は白金などの触媒が必要となる。
(C) 化合物である①ベンゼンの場合は,塩素や (あ) との反応にも触媒が必要となり, (う) を触媒として用いることで (D) 反応が進行する。
また,ベンゼン環に二つのアルキル基が直接結合している分子式C8H10の (C) 炭化水素では,高温・高圧下で白金触媒を用いると (い) の (B) 反応が進行し,シクロヘキサン環に二つのアルキル基が直接結合している分子式C8H16の (E) 炭化水素が得られる。
化合物Xに対して,常温・常圧下で同じ反応を行うと,ベンゼン環に一つのアルキル基が直接結合している分子式C8H10の (C) 炭化水素が得られる。
生体内では,タンパク質からなる酵素が様々な化学反応を促進する触媒として働いている。酵素は (F) を示すため,例えば,マルターゼはマルトースを加水分解して分子式C6H12O6の (え) を与えるが,スクロースを加水分解することはできない。
酵素をつくるタンパク質は熱により (G) するため,その働きが活発になる最適温度が存在する。酒類の製造に用いられるアルコール発酵も代表的な酵素反応のひとつであり, (え) やフルクトースなどの単糖類は,酵素チマーゼによって化合物Yと二酸化炭素に分解される。
■問1.
文中の空欄 (A) ~ (G) および (あ) ~ (え) に当てはまる最も適切な語句を,それぞれ以下の語群から一つ選び,記号で答えよ。
(A) ~ (G) の語群:
(a) 親水性 (b) 熱硬化性 (c) 吸水性
(d) 極 性 (e) 変 性 (f) 基質特異性
(g) 乳化作用 (h) 分 離
(i) 脱 水 (j) 縮 合 (k) 重 合 (l) 中 和
(m) 合 成 (n) 酸 化 (o) 付 加 (p) 置 換
(q) 鎖 式 (r) 芳香族 (s) 脂肪族 (t) 不飽和
(あ) ~ (え) の語群:
(ア) 水 素 (イ) 窒 素 (ウ) 臭 素
(エ) 酸 素 (オ) ス ズ (カ) 鉄 粉
(キ) ナトリウム (ク) 濃硫酸 (ケ) 塩 酸
(コ) セルロース (サ) グルコース (シ) ラクトース
横浜国立大学(2019年)
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(A) (t)
(B) (o)
(C) (r)
(D) (p)
(E) (s)
(F) (f)
(G) (e)
(あ) (ウ)
(い) (ア)
(う) (カ)
(え) (サ)
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