化学の反応には
①酸化・還元反応
②酸・塩基反応
③ラジカル反応
の3つの反応があります。
ラジカル反応は高校化学では扱いません。
なので、高校で勉強する化学の反応は酸化・還元反応か酸・塩基反応のどちらかなのです。
酸・塩基のブレンステッドの定義は
酸とは、水素イオンを与える物質で
塩基とは、水素イオンを受け取る物質です。
酸化・還元の定義は
「酸化される」とは、電子を相手に与えることで
「還元される」とは、電子を相手から受け取ることです。
酸化・還元反応は常に同時に起こる反応で
自身が酸化される物質は、相手を還元していて還元剤と呼ばれます。
よって
還元剤は、電子を相手に与える物質
酸化剤は、電子を相手から受け取る物質
です。
つまり、
酸・塩基は水素イオンのキャッチボールで
酸化・還元は
電子のキャッチボールなのです。
水素イオンを与える方が、酸か塩基かどっちだったっけ??とわからなくなる人は、ほとんどいないでしょう。
例えば、塩酸、硫酸などは名前に「酸」とあるし、酸であることは明々白々。
塩酸には、水素原子があり、水に溶ければ、水素イオンを放出するから、
水素イオンを与える方が酸だ!などと簡単に覚えられるでしょう。
しかし、酸化・還元で
電子を与える方がどっちだったっけ?
とわからなくなってしまう人が多くいます。
そこでとっておき?覚え方を伝授します。
これは私のオリジナルです。
電子を与える。→ 野球で言えばピッチャー(電子をボールと考える) → ピッチャーのポジションは、花形、太陽の存在→太陽は英語でsun(サン) → サンから「酸化される」!!
電子を受け取る。→ 野球で言えばキャッチャー → キャッチャーのポジションは、
みんなやりたがらず、影(カゲ)の存在 → カゲから「還元される」!!
どうでしょうか?
また、酸化される → 電子を与える→ -をだす(「だす」は「引く」) → -(-) → + → 酸化数は増える。
還元される → 電子を受け取る → -をもらう。 → +(-) → - → 酸化数は減る。
となります。
もっといい覚え方をご存知の方は教えてくださいね!
また、この部分が覚えにくいので、いい暗記法はないかということでもOK!
恋する化学
も宜しくお願いします。
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酸化還元の覚え方
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