今日は、センター試験対策② 「イオン化エネルギー・電気陰性度・電子親和力」に関する問題」です。
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■イオン化エネルギー
・イオン化エネルギー(第一イオン化エネルギー)とは,原子から電子1個を取り去って,1価の陽イオンにするのに必要なエネルギーのことである。
・一般に,イオン化エネルギーが小さい原子ほど陽イオンになりやすい。
・典型元素の同一周期では,原子番号が大きくなるほど陽子の数が増し,原子核による最外殻
電子に対する引力が大きくなるため,1族の原子が最も小さく18族の原子が最も大きくなる。
・典型元素の同族では,イオン化エネルギーは,原子番号が大きくなるほど原子半径が
大きくなり,原子核による最外殻電子への引力が小さくなるため,小さくなる。
希ガスでも定義されている。
・全元素の中でヘリウム(He)が最大である。
・同じ元素であれば,中性子数が異なる同位体であっても,イオン化エネルギーは等しい。
・遷移元素では,顕著な周期性はない。
★出題年
・1996年 本、2004年 本、2005年 本、2005年 追、2007年 本、2007年 追、2008年 本、2009年 本、2010年 本、2011年 本、2012年 本、2015年 本
■電気陰性度
・電気陰性度とは,原子が共有結合しているとき,結合に関与している電子を引きつける
強さの度合いのことである。
・希ガスをのぞく典型元素の同一周期では,原子番号が小さいほど,電気陰性度も小さい。
・希ガスをのぞく典型元素の同族では,原子番号が大きいほど,電気陰性度は小さい。
・全元素の中でフッ素(F)が最大である。
・大きさの順位:F(4.0)>O(3.5)>N(3.0)=Cl>C(2.5)>H(2.1)
・一般に非金属元素の方が,金属元素よりも電気陰性度は大きい。
・一般にイオン化エネルギーが大きく,かつ,電子親和力が大きい原子ほど電気陰性度は大きくなる。
・遷移元素では,顕著な周期性はない。
★出題年
・1996年 本、1999年 本、2002年 本、2005年 本
■電子親和力
・電子親和力とは,原子が電子1個を受け入れて,1価の陰イオンになるときに放出するエネルギーのことである。
・一般に,電子親和力が大きい原子ほど,陰イオンになりやすい。
・希ガスをのぞく典型元素の同一周期では,原子番号が大きいほど大きい。
・希ガスをのぞく典型元素の同族では,原子番号が大きいほど小さい。(原則)
・全元素の中で塩素(Cl)が最大である。(フッ素ではないことに注意!)
・遷移元素では,顕著な周期性はない。
★出題年
・2007年 本
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