今日は、北海道大学(2019年)で出題された穴埋め問題を紹介します。
挑戦してみてください!
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米国デュポン社のウォーレス・カロザースは1920年代に分子量の小さい分子の化学反応を応用することで,高分子化合物が合成できることを確信し,高分子化合物の人工合成の研究を始めた。
1930年頃に世界初の(ⅱ)合成ゴムである (ア) の合成に成功した。次いで,ポリエステルの合成にも成功した。ポリエステルは,軟化点が低いという欠点があった。原料の検討を重ね,1935年にナイロン66を発明した。
①ナイロン66は高い安定性と強さを持ち, (イ) として量産化され, (ウ) に替わる材料として,ナイロン66が使われたストッキングの販売が開始された。
問1
(ア) ~ (ウ) にあてはまる適切な語句を以下の(あ)~(け)から一つ選び,記号で答えよ。
(あ) ネオプレン(クロロプレン) (い) メラミン
(う) ノボラック (え) 炭素繊維
(お) 合成繊維 (か) 合成樹脂
(き) 絹 (く) 麻
(け) 羊毛
問2
下線部(①に関連して,以下の文章はナイロンがポリエステルに比べて,高い安定性と強さをもつ理由を示したものである。 (エ) , (オ) にあてはまる最も適切な語句を記せ。
ナイロンの分子構造を見ると,その繰り返し単位には, (エ) 結合があるため,分子間力である (オ) によって,ナイロン分子が強く会合するから。
北海道大学(2019年) 一部略
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問1
(ア) (あ)
(イ) (お)
(ウ) (き)
問2
(エ) アミド
(オ) 水素結合
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