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過●●酸、亜●●酸(酸素酸の命名法)

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1つの元素がいくつかの酸素酸をつくる場合、最も普通の酸を●●酸といい
これを基準に酸素原子が1つ多いものを●●酸、
酸素原子が1つ少ないものを●●酸、
2つ少ないものを次亜●●酸といいます。

例えば、

過塩素酸 HClO4
塩素酸 HClO3
亜塩素酸 HClO2
次亜塩素酸 HClO

硫酸 H2SO4
亜硫酸 H2SO3

硝酸 HNO3
亜硝酸 HNO2

過マンガン酸
HMnO4

などがあります。

1996年~2012年度(本・追試験)で
がつく化合物が出題された問題を調べてみました。


1つが
亜硝酸アンモニウム水溶液から窒素を発生させる反応です。
NH4NO2 → N2↑+2H2O
窒素の生成法あまり出題されないのですが、1996年の追試験で出題されていました。

2つめが
有機化合物のジアゾ化反応

アニリンに希塩酸を溶かして冷氷したものに亜硝酸ナトリウム水溶液を加えると
塩化ベンゼンジアゾニウムが生成するという反応です。
2008年の追試験で出題されています。


3つめが
二酸化硫黄の生成法で
亜硫酸水素ナトリウム(亜硫酸ナトリウムでも可)に塩酸(希硫酸でも可)を加えると二酸化硫黄が生成します。
NaHSO3 + HCl → NaCl + H2O + SO2

二酸化硫黄の生成法は他にも
銅に希硫酸を加えても発生します。こちらも重要なのでまとめて覚えてください。
2010年度本試験、2008年度本試験、2003年度本試験で出題されています。

4つめが
次亜塩素酸に関する問題で

正誤問題として
次亜塩素酸酸化作用が強いので,漂白剤や殺菌剤,消毒剤として用いられている。
・塩素を水に溶かすと,次亜塩素酸が生成する。
Cl2 + H2O → HCl + HClO
※塩素は水に少し溶け,一部が水と反応して次亜塩素酸を生じます。
2011年度本試験、2010年度本試験、2004年度追試験で出題されています。

亜●●酸という化合物はあまりでてはきませんが
上記4つをつなげてまとめて覚えてくださいね。


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