今日は、お茶の水女子大学 (2019年)で出題された理由を問う記述問題を紹介します。
挑戦してみてください!
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■問題1
中和滴定において,メチルオレンジ(変色域;pH3.1~4.4)が指示薬として適しているのは,
ⅰ),ⅱ)のどちらの場合か,理由とともに答えよ。
ⅰ) 酢酸水溶液の水酸化ナトリウム水溶液による滴定。
ⅱ) アンモニア水の塩酸による滴定。
■問題2
中和滴定に関する次の説明で,正しいものに○,間違っているものに×を記せ。
また,間違っている場合にはその理由を述べよ。
ⅰ) 濃度の分からない水溶液を滴定するときに,その水溶液を入れるコニカルビーカーは純水でぬれていても良い。
ⅱ) 標準溶液を入れるビュレットは純水でぬれていても良い。
ⅲ) メスフラスコはよく加熱乾燥して使う。
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■解答例
■問題1
ⅰ)
理由…中和点のpHが変色域に近いほうが滴定誤差が小さいから。
■問題2
ⅰ) ○
ⅱ) ×,
理由…標準溶液が水により希釈され,濃度が変化してしまうから。
ⅲ) ×,
理由…加熱により変形し,体積が変化してしまう恐れがあるから。
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