今日は、徳島大学 後期(2019年)で出題された理由を問う記述問題を紹介します。
挑戦してみてください!
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動物体の組織を構成している高分子は主としてタンパク質である。
タンパク質を構成成分によって分類すると,加水分解したときにα -アミノ酸のみが得られる「ア」タンパク質と,α-アミノ酸の他に糖・リン酸・核酸・色素などの物質も同時に得られる「イ」タンパク質とがある。
タンパク質を水に溶解させると「ウ」溶液となり,強酸や重金属を加えると凝固したり沈殿したりする。
これをタンパク質の「エ」という。
タンパク質に薄い水酸化ナトリウム水溶液と「オ」水溶液を加えると赤紫色を呈する。
これは「カ」反応といわれる。
(a)タンパク質に硝酸を加えて加熱し,冷却した後にアンモニア水を加えて塩基性にすると「キ」色となる。これは「ク」反応といわれる。
また,硫黄原子を含むタンパク質の水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を加えて加熱した後,酢酸鉛(Ⅱ)水溶液を加えると「ケ」色沈殿を生じる。
■問題1
問題文中の「ア」~「ケ」に,それぞれ適切な語句を記入せよ。
■問題2
下線部(a)の呈色が起こる理由を句読点を含む40字以内で述べよ。
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■問題1
ア:単純
イ:複合
ウ:コロイド
エ:変性
オ:硫酸銅(Ⅱ)
カ:ビウレット
キ:橙黄
ク:キサントプロテイン
ケ:黒
■問題2
タンパク質の構成アミノ酸のベンゼン環がニトロ化されるため
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