今日は、茨城大学(2021年)で出題された理由を問う記述問題を紹介します。
挑戦してみてください!
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油脂に水酸化ナトリウム水溶液を加えて加熱すると,油脂はけん化されてセッケンとグリセリンになる。
セッケンのように疎水性の部分と親水性の部分からなり,水に溶けてその表面張力を低下させる物質を「 a 」という。
セッケンは水溶液中で,疎水性の部分を内側に向け,親水性の部分を外側に向けて多数集まり,コロイド粒子をつくる。この粒子を「 b 」という。
セッケンの水溶液は塩基性を示す。
■問題1 文章中の「 a 」および「 b 」にあてはまる最も適切な語句を書け。
■問題2
下線部の理由を簡潔に説明せよ。
茨城大学(2021年) 一部略
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■問題1
a:界面活性剤
b:ミセル
■問題2
セッケンは弱酸と強塩基の塩であり,水溶液中でその陰イオンの一部が加水分解するため,水溶液は弱い塩基性を示す。
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