今日は昨日に続いて,くらべてつなげて覚える化学の
酸素が発生する反応について解説します。
酸素が発生する反応は数が少なく,珍しいためによく狙われます。
下記4つを抑えましょう!
①フッ素と水との反応。
フッ素が酸化力が強く,水と激しく反応して酸素を発生します。
2F2 + H2O → 4HF + O2
この反応は超頻出です!
ちなみに,塩素,臭素は水に少し溶け,その一部が反応。
ヨウ素は水に溶けにくい。
ですね。
②,③は酸素の製法でよく狙われ
②過酸化水素に酸化マンガン(Ⅳ)を加える。
2H2O2 → 2H2O + O2↑
③塩素酸カリウムに酸化マンガン(Ⅳ)を加える。
2KClO3 → 2KCl + 3O2↑
です。酸素の製法では,酸化マンガン(Ⅳ)は触媒として用いることがポイントです!
塩素の製法で
塩酸に酸化マンガン(Ⅳ)を加えると塩素が発生しますが,
4HCl + MnO2 → MnCl2 + 2H2O + Cl2↑
この場合の酸化マンガン(Ⅳ)は,触媒ではありません。
つなげてくらべて覚えてくださいね。
④電解質が水溶液の電気分解で,
陽極の電極が
白金or炭素or鉄の場合で
電解溶液中にハロゲンのイオンがない場合に,酸素が発生します。
陽極の電極が白金or炭素or鉄以外の場合は,
電極が溶解しますね。
以上,
くらべてつなげてまとめて覚えてくださいね。
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酸素が発生する反応
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