あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
今日は,「気体の製法と性質」の「Ⅰ.水への溶解性,水溶液の液性」について。
■水に溶けない気体
水に溶けない気体は,中性の気体といえ,NO(一酸化窒素),CO(一酸化炭素),H2(水素),O2(酸素),N2(窒素),炭化水素(CH4,C2H4等),希ガスとなります。
覚え方は
「農工水産地短期」と覚えてはいかがでしょうか?
農(NOののう),工(COのこう,)水(水素のすい),産(酸素のさん),地(窒素のち),短(炭化水素のたん),期(希ガスのき)
という意味です。
■水に溶け,塩基性を示す気体
水に溶け,塩基性を示す気体は,NH3のみとなります。
※水に溶けたNH3は,水溶液中で電離してOH-を生じるために塩基性を示します。
■水に溶け,酸性を示す気体
水に溶け,酸性を示す気体は,下記となり,「農工水産地短期」とNH3以外と覚えます。
NO2(二酸化窒素),CO2(二酸化炭素),H2S(硫化水素),SO2(二酸化硫黄),Cl2(塩素),HCl(塩化水素),HF(フッ化水素)
があります。
■水に非常に溶けやすい気体
NH3とHClは,非常に水に溶けやすく塩化水素HClは,水に溶けて塩酸になります。
水への溶解性,水溶液の液性は,捕集法,乾燥剤とも関連し,絶対に覚えなければいけません。
中性の気体は水上置換,酸性の気体は下方置換,塩基性のアンモニアは上方置換になります。
詳しくは,後ほど解説しますね。
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水への溶解性,水溶液の液性に関する問題
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