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「溶液の濃度に関する問題 完全攻略チャート&過去問解説集」を販売開始しました。
一般に,溶液中に含まれる溶質の割合を濃度といい,その表し方には,質量パーセント濃度,モル濃度,質量モル濃度などがあります。
濃度に関する出題タイプには,次のように主にⅠ~Ⅶの7つのタイプがあります。
Ⅰ.質量パーセント濃度に関する問題タイプ
Ⅱ.モル濃度に関する問題タイプ
Ⅲ.質量モル濃度に関する問題タイプ
Ⅳ.濃度の変換タイプ
Ⅴ.水和物の濃度タイプ
Ⅵ.希釈したときの濃度タイプ
Ⅶ.混合溶液の濃度タイプ
質量パーセント濃度は
溶液中に溶けている溶質の質量を百分率で表した濃度。溶液100gあたりの溶質の質量[g]。
モル濃度は
『溶液1L中に溶けている溶質の物質量[mol]で表した濃度。また,溶質の物質量[mol]を溶液の体積[L]で割ったもの』
で浸透圧をはじめ,溶液どうしの反応(酸・塩基,酸化還元反応)で頻繁に使われます!
例えば,水1Lに塩化ナトリウムNaCl (式量=58.5)58.5gを溶かしても1[mol/L]とはなりません。
なぜなら,全体積が1Lになるとは限らないので。
質量モル濃度は
『溶媒1kg中に溶けている溶質の物質量[mol]を表した濃度。また溶質の物質量[mol]を溶媒の質量[kg]で割ったもの』
で沸点上昇・凝固点降下などで使われます。
溶液ではなく溶媒の質量となることに注意してください!
「Ⅳ.濃度の変換タイプ」は
質量パーセント濃度(%) ⇔ モル濃度(mol/L)
モル濃度(mol/L) ⇔ 質量モル濃度(mol/kg)
質量モル濃度 ⇔ 質量パーセント濃度(%)
へと変換する問題で、超頻出です!
それぞれの解法をきちんと整理して解けるようにしてください。(チャートで詳しく解説しています。)
「Ⅴ.水和物の濃度タイプ」は
水和物を水に溶かしたときの濃度に関する問題で、
水和物とは,硫酸銅(Ⅱ)五水和物CuSO4・5H2O,炭酸ナトリウム十水和物Na2CO3・10H2O,などのように水分子を含む物質のことで,含まれる水を水和水,水和水をもたない物質を無水物といいます。
☆解法のポイントは、
無水物と水和水の質量をそれぞれ分けて求めることがポイントで
無水物,水和水の質量は,無水物と水和水の分子量から比例配分して求めます。
「Ⅵ.希釈したときの濃度タイプ」は、
ある溶液を水で薄めたときの濃度に関する問題で、
☆解法のポイントは、
ある濃度の水溶液に水を加えると溶媒が増加するので,濃度が小さくなりますが,溶質の物質量(or質量)は薄める前後で全く変わらないことより,
「希釈前の溶液中の溶質の物質量(or質量)」=「希釈後の溶液中の溶質の物質量(or質量)」
を用いて解きます。
「Ⅶ.混合溶液の濃度タイプ」は、
2種類の異なる濃度の溶液を混合したときの濃度に関する問題で
☆解法のポイントは、
2種類の異なる濃度の溶液を混合しても,溶質の物質量(or質量)は,混合の前後で変わらないことより,
「混合前の溶質の物質量(or質量)の和」=「混合後の溶質の物質量(or質量)」
を用いて解きます。
■溶液の濃度 完全攻略チャート③ サンプル
■溶液の濃度 過去問題解説集① サンプル
□収録校
学習院大学(2011年)、熊本大学(2011年)、関西大学(2012年)、和歌山大学(2011年)、福島大学(2011年)、東京理科大学(2011年)、岐阜大学(2011年)、日本女子大学(2011年)
センター試験 本試験:2009本、2007本 追試験: 2009追、2005追、2003追
これらを、「完全攻略チャート&過去問解説集」で、詳しくわかりやすく解説しています。
「恋する化学」よりご購入いただけます。
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