今日は、センター試験対策⑯ 銀に関する問題についてです。
■□■ 単体■□■
・銀(Ag)は銀白色の金属で,電気と熱の伝導性が金属中で最大である。
展性や延性も金の次に大きく,酸化にも比較的強い。このため,電気配線や鏡,食器や装飾品などに用いられている。
★出題年
・2003年 本・2007年 追・2010年 本
・銀はイオン化傾向が小さく,硝酸や熱濃硫酸のような酸化力のある酸に溶ける。
2Ag + 2H2SO4 → Ag2SO4 +2H2O + SO2
★出題年
・1997年 追・2003年 本・2011年 本
・銀に濃硝酸を加えると,二酸化窒素が発生する。・1998年 追
Ag + (濃)2HNO3 → AgNO3 + H2O + 2NO2
★出題年
・1998年 追
■□■イオン■□■
・銀イオンを含む水溶液に塩化物イオンを含む水溶液を加えると,塩化銀が白色沈殿する。
Ag+ + Cl- → AgCl
★出題年
・2001年 本・2003年 本・2004年 追・2004年 本・2007年 本・2009年 本
・銀イオンを含む水溶液に硫化水素を通じると,硫化銀の黒色沈殿が生成する。
★出題年
・2001年 本・2003年 追・2004年 本
・銀イオンを含む水溶液に少量の水酸化ナトリウム水溶液やアンモニア水を加えると,酸化銀の暗褐色沈殿が生成する。
さらに,過剰のアンモニア水を加えると,沈殿が溶け,無色の水溶液になる。
※過剰の水酸化ナトリウム水溶液には溶けないことに注意!
★出題年
・1998年 本・1998年 追・2002年 追・2003年 本・2003年 追・2006年 本・2007年 本・2010年 本・2012年 本
■□■ ハロゲン化銀■□■
・塩化銀に過剰のアンモニア水を加えると,ジアンミン銀(Ⅰ)イオンを生成して溶ける。
★出題年
・2001年 本・2004年 追・2005年 本
・銀のハロゲン化物は,光によって分解し,銀を析出する。このような性質を感光性といい,この性質を利用して写真フイルムの感光剤として用いられている。
・ハロゲン化銀は感光性が強く,光と反応して単体の銀( Ag )を生成するので,褐色瓶に保存する。
★出題年
・1998年 追・2006年 本・2008年 追
・ハロゲン化銀のうち,フッ化銀(AgF)のみが水に溶けやすく,塩化銀(AgCI), 臭化銀(AgBr),ヨウ化銀(AgI)は,いずれも水に溶けにくい。
・臭化銀はチオ硫酸ナトリウムと反応し,錯イオンとなって溶ける。
★出題年
・1999年 本・2001年 追・2003年 本・2008年 本
■□■ 銀鏡反応■□■
・アルデヒドやギ酸にアンモニア性硝酸銀水溶液を加えて加熱すると,銀が析出する。
★出題年
・1999年 本・2005年 本・2006年 本・2007年 本
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